松藻虫(読み)マツモムシ

デジタル大辞泉 「松藻虫」の意味・読み・例文・類語

まつも‐むし【松藻虫】

半翅はんし目マツモムシ科の昆虫。体長13ミリくらい。池沼にすみ、体は背面が盛り上がって流線形をし、灰黄色に黒色紋があり、水中では微毛のため銀色に光る。後脚は長くオール状。あおむけになって泳ぎ、小昆虫を捕食成虫は尾部を水上に出して呼吸する。手でつかむと刺され、かなり痛い。 夏》

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精選版 日本国語大辞典 「松藻虫」の意味・読み・例文・類語

まつも‐むし【松藻虫】

  1. 〘 名詞 〙 カメムシ(半翅)目マツモムシ科の水生昆虫。体長一・五センチメートル内外。体は長六角形で、黄褐色の地に黒斑がある。前あしは鎌状、後ろあしはオール状で、水中で腹面を上にして泳ぐ。小魚などを捕えて吸血し、時々水面で呼吸する。口吻(こうふん)で刺されると激しく痛む。日本各地、千島、ロシア極東部、朝鮮半島に分布する。《 季語・夏 》 〔日本昆虫学(1898)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「松藻虫」の解説

松藻虫 (マツモムシ)

学名Notonecta triguttata
動物。マツモムシ科の昆虫

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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