枉屈(読み)オウクツ

デジタル大辞泉 「枉屈」の意味・読み・例文・類語

おう‐くつ〔ワウ‐〕【×枉屈】

[名](スル)
身をかがめ、へりくだること。
力で押さえつけること。抑圧すること。
出版自由を許さざれば人民の―を訴うる」〈東海散士佳人之奇遇

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精選版 日本国語大辞典 「枉屈」の意味・読み・例文・類語

おう‐くつワウ‥【枉屈】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 正当な理由もなく曲げること。〔後漢書‐阜陵質王延伝〕
  3. 身をかがめ、へりくだること。〔文明本節用集(室町中)〕〔諸葛亮‐前出師表〕
  4. 押えつけること。抑圧すること。
    1. [初出の実例]「他人のために我権利を枉屈(ワウクツ)せられんとする時」(出典:開化問答(1874‐75)〈小川為治〉二)

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普及版 字通 「枉屈」の読み・字形・画数・意味

【枉屈】おう(わう)くつ

貴人自ら訪れる。蜀・諸亮〔出師の表〕先、臣の鄙なるを以てせず、猥(みだ)りに自ら枉屈して、三たび臣を廬の中にみる。

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