林喜右衛門(読み)ハヤシ キエモン

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「林喜右衛門」の解説

林 喜右衛門(10代目)
ハヤシ キエモン


職業
能楽師(観世流シテ方)

旧名・旧姓
北岸

別名
幼名=与吉,若名=喜十郎,号=玄忠

生年月日
弘化5年 2月21日

経歴
観世流の素謡師範京都観世五軒家・林家の10代目を継ぐ。謡を皆伝し、秘曲初瀬六代」までつとめた。

没年月日
明治44年 5月28日 (1911年)


林 喜右衛門(12代目)
ハヤシ キエモン


職業
能楽師(観世流シテ方)

別名
幼名=喜久三,若名=純三,喜十郎,名=矩玄

生年月日
明治43年 2月3日

経歴
観世流の素謡の師範、京都観世五軒家・林家の12代目を継ぐ。11歳の時に「猩々」で初シテ。昭和40年より日本能楽会会員。

没年月日
昭和48年 11月19日 (1973年)


林 喜右衛門(11代目)
ハヤシ キエモン


職業
能楽師(観世流シテ方)

生年月日
明治23年

出生地
京都府

経歴
観世流の素謡の師範、京都観世五軒家・林家の11代目を継ぐ。昭和6年9月京都観世能楽堂で天鼓十手を演じたのが最後舞台となった。

没年月日
昭和6年 9月20日 (1931年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「林喜右衛門」の解説

林 喜右衛門
ハヤシ キエモン

明治〜昭和期の能楽師(観世流)



生年
明治23(1890)年

没年
昭和6(1931)年9月20日

出生地
京都

経歴
江戸時代、京都で素謡の教授専門とした、京都観世五軒家の筆頭で、林家11代目を継ぐ。昭和6年9月16日京都観世能楽堂で天鼓十手を演じたのが最後の舞台となった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「林喜右衛門」の解説

林喜右衛門 はやし-きえもん

1889-1931 明治-昭和時代前期の能楽師シテ方。
明治22年9月10日生まれ。観世流。京観世五軒家のひとつ林家11代をつぐ。昭和6年9月20日死去。43歳。京都出身。初名は英三。号は幽玄。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android