染井遺跡(読み)そめいいせき

日本歴史地名大系 「染井遺跡」の解説

染井遺跡
そめいいせき

[現在地名]豊島区駒込三―七丁目など

本郷台地上北縁に沿って占地する。旧石器時代後期・縄文時代・弥生時代・中世後期などの遺構・遺物を検出しているが、主要な形成時期は近世にある。近世の染井地区は明暦大火直後に日光御成道(現本郷通)から分岐するかたち東西一直線に敷設された染井通を境に、南側には伊勢津藩藤堂家下屋敷を中心とする大名屋敷(染井III・IV・V・VI)、北側には植木屋が集住する地(染井I・II・VII・VIII)が形成された。このうち植木屋街の調査では多量の植木鉢出土し、調査地点によって植木鉢の組成に特徴がみられた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android