染井(読み)ソメイ

デジタル大辞泉 「染井」の意味・読み・例文・類語

そめい〔そめゐ〕【染井】

東京都豊島区北東、巣鴨駒込付近の旧地名染井霊園がある。江戸時代植木屋が多かった。ソメイヨシノ発祥地

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精選版 日本国語大辞典 「染井」の意味・読み・例文・類語

そめいそめゐ【染井】

  1. 東京都豊島区駒込にあった地名。江戸時代は植木屋が多く、ツツジサツキ、特に菊細工で知られた。桜のソメイヨシノの発祥地。染井墓地がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「染井」の意味・わかりやすい解説

染井
そめい

東京都豊島区(としまく)北東端、JR山手(やまのて)線巣鴨(すがも)・駒込(こまごめ)駅北側の旧地名。江戸時代、播州(ばんしゅう)林田(はやしだ)藩建部(たてべ)氏の下屋敷があり、ここに染井とよぶ名泉があったことが地名の由来というが、現在その泉の所在は不明。江戸時代から植木屋が多く、ソメイヨシノとよぶ桜の品種はこの地で売り出された。また菊人形もここが発祥の地という。建部氏の屋敷跡に1872年(明治5)現東京都営の染井霊園が開設された。面積約6万7000平方メートル。若槻礼次郎(わかつきれいじろう)、幣原喜重郎(しではらきじゅうろう)、岩崎弥太郎(やたろう)、岡倉天心(てんしん)、高村光雲(こううん)らの墓がある。

沢田 清]

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