柴尾村(読み)しぼおむら

日本歴史地名大系 「柴尾村」の解説

柴尾村
しぼおむら

[現在地名]越知町柴尾

佐川さかわ(現佐川町)から北流してきた柳瀬やなぜ川が仁淀によど川に合流する右岸にあり、東は平野ひらの(現佐川町)中世黒岩くろいわ(現佐川町)城主片岡氏の所領で、天正一八年(一五九〇)黒岩村地検帳に「芝尾村」とみえ、片岡分ですべて村内にある天忠てんちゆう寺に寄進されている。

江戸時代には黒岩村の枝郷で、総組頭一人が置かれた。元禄地払帳によれば総地高二一三石余、うち本田高一九〇石余・新田高二二石余。本田高のうち蔵入地八五石余、残りは不破甚右衛門ら三人の知行、新田はすべて貢物地。寛保郷帳によれば戸数四二、人口一九九、馬二三。


柴尾村
しばおむら

[現在地名]千代田町大字用作ようさく字柴尾

北は下直鳥しもなおとり村、西は余江あまりえ村に接し、東は小森田こもりだ(天保郷帳にみえない)である。城原じようばる川の西岸一帯に位置する。正保絵図に村名がみえ、蓮池はすのいけ支藩領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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