デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「柴崎林左衛門」の解説
柴崎林左衛門(2代) しばざき-りんざえもん
寛保(かんぽう)元年生まれ。初代沢村宗十郎の門人で,大坂竹田芝居をつとめる。安永6年初代嵐雛助(ひなすけ)の許しをえて,2代柴崎林左衛門をつぐ。実悪(じつあく)を本領とし,実事(じつごと)と敵役も演じた。寛政10年1月6日死去。58歳。前名は沢村太吉(2代)。俳名は四岳。屋号は大坂屋。
柴崎林左衛門(4代) しばざき-りんざえもん
3代嵐吉三郎の門人で,明治3年4代柴崎林左衛門をつぐ。のち本名の大谷竜左衛門にあらためる。京阪の芝居で主として敵役をつとめた。前名は嵐大十郎,嵐吉十郎,嵐吉右衛門。俳名は鬼丈。屋号は河内屋,明石屋。