柿迫遺跡(読み)かきざこいせき

日本歴史地名大系 「柿迫遺跡」の解説

柿迫遺跡
かきざこいせき

[現在地名]高森町芹口 中原

宮崎県との県境に近い九州山地の一角阿蘇外輪山の東南端に位置する。地勢は険しく大小の山塊が連なり、深い開析谷が各所に発達する。遺跡のある丘陵南北に延び、東西は深い谷によって隔てられる。丘陵は北から南へわずかに傾斜し、遺跡付近の標高は五九六メートル前後である。大正から昭和の初期にかけて、土地所有者により遺物が採集され、弥生時代の磨製石鏃の未製品が多く含まれていることで注目されていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 開墾 石器 剥片

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む