栗出村(読み)くりでむら

日本歴史地名大系 「栗出村」の解説

栗出村
くりでむら

[現在地名]大越町栗出

牧野(まぎの)村の南、風越(かざこし)峠の北麓丘陵に立地する。三春(みはる)(現三春町)から磐城への道が通り、風越峠越で吉野辺(よしのべ)村(現小野町)に至る道がある。峠の麓を左折すると菅谷(すがや)村(現滝根町)に至る。天正一六年(一五八八)九月一六日伊達政宗は田村仕置後、三春から米沢への帰途にあたり「門沢・栗出」の両地は相馬方にくみした小野・大越両氏との境界となったので当地の警固を命じている(伊達治家記録)。同年一二月二九日片倉景綱は当地と鹿股(かんまた)(神俣、現滝根町)の要害(砦)を検分し、翌一七年三月二一日伊達郡内から人夫を徴用して二つの要害の整備を行った(同書)。同年四月九日には相馬方が栗出へ出兵してきたため伊達方と戦闘が起きている(片倉代々記)。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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