格子女郎(読み)コウシジョロウ

デジタル大辞泉 「格子女郎」の意味・読み・例文・類語

こうし‐じょろう〔カウシヂヨラウ〕【格子女郎】

江戸時代遊女階級の一。吉原では、大夫たゆうの次、つぼねの上の位。また、その位の遊女。遊女屋表通りに面した格子の中に控えていた。格子。

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精選版 日本国語大辞典 「格子女郎」の意味・読み・例文・類語

こうし‐じょろうカウシヂョラウ【格子女郎】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 格子(イ)の位の女郎
    1. [初出の実例]「格子(コウシ)女郎程うらやましきはなし。人には道中斗(ばかり)見らるると端(はし)女良がうらやみしも、げにさる事ぞかし」(出典浮世草子・新吉原常々草(1689)上)
  3. こうし(格子)(ロ)
    1. [初出の実例]「屹度(きっと)した大夫職花魁ならばさういふ事もあらうけれど、さん茶うめちゃの格子女郎」(出典:人情本・恩愛二葉草(1834)二)

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