屹度(読み)キット

デジタル大辞泉 「屹度」の意味・読み・例文・類語

きっ‐と【×屹度/急度】

[副]《「きと」の音変化》
話し手決意確信、また強い要望などを表す。確かに。必ず。「明日は―雨だろう」「―来てくださいね」
表情態度などが厳しいさま。「―にらむ」「―申しつける」
行動状態にゆるみのないさま。
「帯を―固く締め直してやれば」〈嵯峨の屋・姉と弟〉
動作が瞬間的に行われるさま。急に。とっさに。
「―思ひ出だして」〈平家・九〉
必ず[用法]
[類語](1平になにとぞ是非どうぞどうか願わくはくれぐれもなんとかまげてひとつなにぶんしんからこころから衷心返す返す強いて敢えて努めてできるだけなるたけなるべく可及的必ず絶対何としてもどうしても是が非でもたって必ずや必定否が応でも否でも応でもいやでもいやとも是非ともとくととっくり重ね重ねむりやり極力何が何でも押して無理必然必死不可避誓っててっきり違いないはず決まってすなわち無理算段無理無体無理押し無理強い強制的強引強気強行独断独断的理不尽強硬頑強問答無用強要力尽く力任せ腕尽くごり押し断固一刀両断横柄威圧的否応無し頑として横紙破り横紙を破る有無を言わせず腕力に訴える横車を押す押し付けがましいねじ伏せる首に縄を付ける遠慮会釈もない遠慮高圧的高飛車頭ごなし押し通す押し付ける一方的豪腕/(2潔い潔癖堂堂正正堂堂高潔潔白清純純潔廉直清廉廉潔貞潔断固きっぱり断然毅然断じて頑としてびしびし心を鬼にする

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android