格率・格律(読み)かくりつ

大辞林 第三版の解説

かくりつ【格率・格律】

行為や論理において、証明の必要がない基本的な命題。公理。準則。格言。カントの用法では各人の採用する主観的な行為の規則を意味し、普遍妥当的な道徳律と区別される。

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精選版 日本国語大辞典の解説

かく‐りつ【格率・格律】

〘名〙
① 世間に広く承認されて、行為の規準となるもの。また、それを簡潔にいいあらわしたもの。格言。処世訓。金言。箴言(しんげん)
※俳諧・松窓句集続編(1835)序「はし書ふりましし一家の格律ありて」
近体詩。または広く、漢詩。
※菅家文草(900頃)四「故釈逍遙一篇之三章、且題格律五言之八韻
③ (Maxime の訳語) 哲学で、証明の必要のない基本的な命題準則。特にカント哲学では、客観的、普遍的な道徳法則に対して、主観的、個別的な行為の規則をいう。〔哲学字彙(1881)〕

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