格量(読み)かくりょう

精選版 日本国語大辞典 「格量」の意味・読み・例文・類語

かく‐りょう‥リャウ【格量】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 立派な器量。すぐれた才能人格
    1. [初出の実例]「格量なき所に言説をもちい」(出典:貞享版沙石集(1283)一〇)
    2. [その他の文献]〔晉書‐蔡謨伝〕
  3. ( 「格」は度、はかるの意 ) 物事をはかり知ること。
    1. [初出の実例]「日月星辰に格量して猶滞する」(出典:正法眼蔵(1231‐53)行持下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「格量」の読み・字形・画数・意味

【格量】かくりよう(りやう)

立派な器量。〔晋書伝〕克、少(わか)くして好學、~素(もと)より格量り。官に居るにび、の徒、風をんで畏憚す。

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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