日本歴史地名大系 「桂原村」の解説 桂原村かつらはらむら 富山県:婦負郡八尾町桂原村[現在地名]八尾町桂原西松瀬(にしまつぜ)村の南方、野積(のづみ)川左岸の祖父(そふ)岳山腹にある。正保郷帳の布谷(ぬのたに)村と合せて記される原村が当村か。元禄一一年(一六九八)の郷村高辻帳では布谷村の三〇町ほど南にある枝村新田としてみえ、高五七石。 桂原村かつらはらむら 奈良県:吉野郡黒滝村桂原村[現在地名]黒滝村大字桂原黒滝川の支流笠木(かさぎ)川中流域に位置する。村の東部、八幡神社境内に桂の古木がある。黒滝郷のうち。慶長郷帳では村高二九・〇四四石、幕府領(代官大久保長安)。のち延宝検地により村高は七九・九九二石と増えている。八幡神社狛犬箱台座には「天明七年未二月吉日」「彩色安政戊午六月十四日改之」とあり、小字湯谷口(ゆだにぐち)にある称念(しようねん)寺(浄土真宗本願寺派)の本尊阿弥陀如来下付書には「木仏尊像 釈法如 宝暦元未年極月二十四日願行寺門徒滝上寺下 吉野郡黒滝郷桂原村惣道場称念寺」と記す。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by