桔梗笠(読み)キキョウガサ

デジタル大辞泉 「桔梗笠」の意味・読み・例文・類語

ききょう‐がさ〔キキヤウ‐〕【××笠】

桔梗の花を伏せた形の、先のとがったかぶり笠。青・赤・黄などで彩り、祭り踊りなどに用いる。

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精選版 日本国語大辞典 「桔梗笠」の意味・読み・例文・類語

ききょう‐がさ キキャウ‥【桔梗笠】

〘名〙 かぶり笠の一種。先がとがっていて、その形がふせた桔梗の花に似ているところからいう。
※俳諧・犬子集(1633)四「野遊びや花すり衣桔梗笠〈徳元〉」

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「桔梗笠」の意味・わかりやすい解説

桔梗笠
ききょうがさ

かぶりものの一種で,祭礼や踊りなどにかぶる飾り笠。ききょうの花を伏せた形をしており,各花弁の先端をとがらせ,交互に赤,青,黄などの極彩色を施す。『嬉遊笑覧』に「大神楽打などのこの笠きたるは花形に造れるなり,これは名によりて形を作りしならん」とある。

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