江戸後期の随筆。12巻、付録1巻。喜多村筠庭(いんてい)(節信(ときのぶ))著。文政(ぶんせい)13年(1830)序。江戸時代の風俗に関する百科事典ともいうべきもので、「居所」(建物、庭、置物など)、「容儀」(髪型、化粧など)、「服飾」(服装・装身具など)以下、「草木」に至るまで27部門に類別し、4000余項目について、和漢古今の文献を広く引用し、詳しく解説するが、挿絵はない。付録1巻は「或問(わくもん)付録」とあるように、問いに対する答えの形式をとり、内容雑多な196項目よりなる。
序文に、長年抄記しておいた反古(ほご)の散乱を惜しみ、これらを体系だてて整理、浄書したものであると自ら記すが、これが本書の際だった特色となっている。記述は江戸の町に偏りぎみで、また著者の一癖ある人柄も反映して、人をそしる文章もままみられるが、「古書をもつて徴とする」という態度と知的好奇心の旺盛(おうせい)さが、本書を江戸風俗を知るための第一の書たらしめている、といってもけっして過言ではない。
[宇田敏彦 2015年10月20日]
『『日本随筆大成 別巻 嬉遊笑覧1~4』(1979・吉川弘文館)』
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