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嬉遊笑覧 きゆうしょうらん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

嬉遊笑覧
きゆうしょうらん

江戸時代後期の随筆。 12巻,付録1巻。喜多村信節 (のぶよ) 著。天保1 (1830) 年刊。各巻上下2章から成り,主として江戸時代の市井風俗,歌舞音曲などについて,多くの書から抄録したものに考証を試みたもの。江戸時代の風俗芸能研究に不可欠な資料。

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デジタル大辞泉の解説

きゆうしょうらん〔キイウセウラン〕【嬉遊笑覧】

江戸後期の随筆。12巻。付録1巻。喜多村信節(きたむらのぶよ)著。文政13年(1830)成立。諸書から江戸の風俗習慣や歌舞音曲などを中心に社会万般の記事を集め、28項目に類別して叙述したもの。

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百科事典マイペディアの解説

嬉遊笑覧【きゆうしょうらん】

江戸時代の随筆。喜多村節信(ときのぶ)〔1783-1856〕著。12巻,付録1巻。1830年自序。おもに江戸時代の風俗習慣,芸能,文学等につき考証を加え,諸書の説を抄録したもの。

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世界大百科事典 第2版の解説

きゆうしょうらん【嬉遊笑覧】

江戸時代の類書喜多村節信(ときのぶ)著。12巻,付録1巻。文政13年(1830)自序。分類編成の内容は風俗的な事象で,記述は古文献による考証である。分類は居処・容儀(巻一),服飾・器用(巻二),書画・詩歌(巻三),武事雑伎(巻四),宴会・歌舞(巻五),音曲・翫弄(巻六),行遊・祭祀・仏会(巻七),慶賀忌諱方術(巻八),娼妓・言語(巻九),飲食・火燭(巻十),商賈・乞士・化子(巻十一),禽虫・漁猟・草木(巻十二)。

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大辞林 第三版の解説

きゆうしょうらん【嬉遊笑覧】

随筆。一二巻、付録一巻。喜多村信節のぶよ著。1830年自序。江戸時代の風俗・習慣などに関する事柄を分類し、考証を加えたもの。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

嬉遊笑覧
きゆうしょうらん

江戸後期の随筆。12巻、付録1巻。喜多村(いんてい)(節信(ときのぶ))著。文政(ぶんせい)13年(1830)序。江戸時代の風俗に関する百科事典ともいうべきもので、「居所」(建物、庭、置物など)、「容儀」(髪型、化粧など)、「服飾」(服装・装身具など)以下、「草木」に至るまで27部門に類別し、4000余項目について、和漢古今の文献を広く引用し、詳しく解説するが、挿絵はない。付録1巻は「或問(わくもん)付録」とあるように、問いに対する答えの形式をとり、内容雑多な196項目よりなる。
 序文に、長年抄記しておいた反古(ほご)の散乱を惜しみ、これらを体系だてて整理、浄書したものであると自ら記すが、これが本書の際だった特色となっている。記述は江戸の町に偏りぎみで、また著者の一癖ある人柄も反映して、人をそしる文章もままみられるが、「古書をもつて徴とする」という態度と知的好奇心の旺盛(おうせい)さが、本書を江戸風俗を知るための第一の書たらしめている、といってもけっして過言ではない。[宇田敏彦]
『『日本随筆大成 別巻 嬉遊笑覧1~4』(1979・吉川弘文館)』

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