桜岡滝神社(読み)さくらがおかたきじんじや

日本歴史地名大系 「桜岡滝神社」の解説

桜岡滝神社
さくらがおかたきじんじや

[現在地名]玖珠町戸畑 滝の原

玖珠川右岸に鎮座対岸には本社にあたる嵐山滝あらしやまたき神社と魚返おがえりの滝がある。旧郷社。創建は天元四年(九八一)とされ、祭神は田心姫命ほか三柱。現神殿は文政七年(一八二四)建立。当社の秋季大祭は一〇月二九日より一一月一日まで行われ、滝の市と称し、古くは豊後の三大市として賑わったとされ、滝瀬楽(県指定無形民俗文化財)奉納される。享保期(一七一六―三六)頃、四〇余日間雨が降り続いたためツタリ岩(滝瀬の前の川向う)が崩れ玖珠川が堰止められて、溢水により七〇〇人もの死者がでたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

グレーゾーン解消制度

個々の企業が新事業を始める場合に、なんらかの規制に該当するかどうかを事前に確認できる制度。2014年(平成26)施行の産業競争力強化法に基づき導入された。企業ごとに事業所管省庁へ申請し、関係省庁と調整...

グレーゾーン解消制度の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android