桜木紫乃(読み)サクラギシノ

デジタル大辞泉 「桜木紫乃」の意味・読み・例文・類語

さくらぎ‐しの【桜木紫乃】

[1965~ ]小説家北海道の生まれ。平成14年(2002)「雪虫」でオール読物新人賞を受賞し、平成19年(2007)単行本「氷平線」でデビュー。「ホテルローヤル」で直木賞受賞。他に「ラブレス」など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「桜木紫乃」の解説

桜木紫乃 さくらぎ-しの

1965- 平成時代の小説家。
昭和40年4月生まれ。中学時代から創作に取り組む。高校卒業後,裁判所勤務,結婚を機に退職。鳥居省三主宰の「北海文学」同人。平成14年「雪虫」(「氷平線」所収)でオール讀物新人賞。25年「ラブレス」で島清恋愛文学賞。同年北海道釧路ラブホテル舞台にした連作「ホテルローヤル」で直木賞を受賞。北海道出身。釧路東高卒。著作はほかに「凍原」「恋肌」「起終点駅(ターミナル)」など。

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知恵蔵mini 「桜木紫乃」の解説

桜木紫乃

日本の小説家。1965年4月19日、北海道生まれ。高校を卒業後、裁判所勤務を経て結婚し、専業主婦となる。2002年に「雪虫」でオール讀物新人賞を受賞し、07年に同作を収録した単行本『氷平線』(文藝春秋)でデビュー。13年、『ラブレス』(新潮社)で島清恋愛文学賞を、『ホテルローヤル』(集英社)で直木賞を受賞した。直木賞受賞作は、北海道・釧路のラブホテルを舞台にした連作短編集で、ホテルにまつわる男女の生きざまが描かれている。

(2013-7-19)

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