デジタル大辞泉 「梅川」の意味・読み・例文・類語 うめがわ〔うめがは〕【梅川】 浄瑠璃「冥途めいどの飛脚」、および同系統の浄瑠璃・歌舞伎などに登場する主人公。大坂新町の遊女で、300両の封印切りの大罪を犯した飛脚業の忠兵衛に身請けされ、新口村にのくちむらへ駆け落ちする。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「梅川」の意味・読み・例文・類語 うめがわうめがは【梅川】 [ 一 ] 浄瑠璃「冥途の飛脚」および同系統の浄瑠璃や脚本の女主人公の名。[ 二 ] [ 一 ]を主人公とした義太夫浄瑠璃を原拠として生まれた浄瑠璃の通称。歌詞は、義太夫節の「冥途の飛脚」「傾城三度笠」「傾城恋飛脚」などから借用。① 富本節「道行恋飛脚」。名見崎徳治作曲。安永九年(一七八〇)江戸市村座初演。梅川忠兵衛。② 清元節「道行故郷の春雨」。清元斎兵衛作曲。文政七年(一八二四)市村座初演。③ 一中節「道行三度笠」。正徳年間(一七一一‐一六)都半仲作曲。④ 新内節「傾城三度笠」。文化・文政年間(一八〇四‐三〇)に作曲。⑤ 常磐津節「道行情の三度笠」。五世岸沢式佐作曲。天保八年(一八三七)江戸市村座初演。⑥ 宮薗節「道行相合炬燵」。宮薗鸞鳳軒(らんぽうけん)作曲。明和六~安永二年(一七六九‐七三)の間に成る。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「梅川」の解説 梅川(通称)うめがわ 歌舞伎・浄瑠璃の外題。元の外題梅川忠兵衛 など初演宝暦4.8(江戸・中村座) 出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報