宮薗鸞鳳軒(読み)みやぞのらんぽうけん

世界大百科事典(旧版)内の宮薗鸞鳳軒の言及

【鳥辺山】より

…この一節を義太夫節《堀川》(《近頃河原達引(ちかごろかわらのたてひき)》)で老婆が小娘に三味線を教える場に使用している。(2)宮薗節 明和(1764‐72)初年ころ,宮薗鸞鳳軒(らんぽうけん)作曲。義太夫節《太平記忠臣講釈》(1766)の第五で石堂縫殿之助が傾城浮橋と演じる余興の道行《道行人目のしげぬい》により作曲したもの。…

【宮古路薗八】より

…前名家太夫。初世の没後2世を継いだが,1762年(宝暦12)ころ宮薗豊前と改名,さらに66年(明和3)宮薗鸞鳳軒(らんぽうけん)と改め,宮薗節を創始した。劇場出演はなかったが,当時上方で盛んだった国太夫節(豊後節)の統領的存在であったらしい。…

【宮薗節】より

…彼の没後,門人が2世薗八を相続したが,現行の宮薗節はその2世薗八の時代の特色を受け継ぐとも思われる。2世薗八は1762年(宝暦12)春,宮薗豊前と改名し,さらに66年(明和3)には宮薗鸞鳳軒(らんぽうけん)(?‐1785(天明5))と改めた。したがって1762年以前を薗八節,以後を宮薗節と区別するのが正しいであろう。…

※「宮薗鸞鳳軒」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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