梅擬(読み)ウメモドキ

デジタル大辞泉 「梅擬」の意味・読み・例文・類語

うめ‐もどき【梅擬】

モチノキ科の落葉低木。山地自生。葉はに似て、葉脈上に毛が密生する。雌雄異株。6月ごろ、淡紫色の花をつける。小さな実は熟すと赤く、落葉後も残るので雌木は庭によく植えられる。実の白いものをシロミノウメモドキ、黄色いものをキミノウメモドキという。 秋》「折くるる心こぼさじ―/蕪村

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関連語 ようえき 名詞

精選版 日本国語大辞典 「梅擬」の意味・読み・例文・類語

うめ‐もどき【梅擬】

  1. 〘 名詞 〙 モチノキ科の落葉低木。各地の山野に自生するほか庭木ともされ、生花盆栽に使われる。高さ一~五メートル。葉は長さ四~八センチメートル、幅二~四センチメートルの先の鋭くとがった細長い楕円形で縁に細かい切れ込みがある。毛が若枝、葉柄、葉に生じ、特に葉脈上にはやや長い毛が密生する。雌雄異株で、初夏、淡紫色、まれに白色の五弁の小花が葉腋(ようえき)に密集して咲く。実は直径五ミリメートルぐらいで晩秋から冬にかけて赤く熟し、落葉後も枝についている。葉の形が梅に似ていることからこの名がある。《 季語・秋 》 〔俳諧・毛吹草(1638)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「梅擬」の解説

梅擬 (ウメモドキ)

学名Ilex serrata
植物。モチノキ科の落葉低木

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