日本大百科全書(ニッポニカ) 「棒渦状銀河」の意味・わかりやすい解説 棒渦状銀河ぼうかじょうぎんが ハッブル分類による銀河の一種で、銀河の中心部に棒構造をもつ渦状銀河。記号はSB。棒渦巻銀河ともいう。観測される渦状銀河の20%から30%には棒構造があり、天の川銀河(銀河系)にも棒構造があるとみられている。棒構造の成因は不明で、銀河ディスクの力学的性質による起源や銀河間の相互作用によるものと考えられている。[編集部 2022年12月12日][参照項目] | 渦状銀河 NGC1300銀河 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「棒渦状銀河」の意味・わかりやすい解説 棒渦状銀河ぼうかじょうぎんがbarred spiral galaxy 銀河の一形態で,中心部から両側に棒が突き出し,その先から渦巻が始まっているものや,ギリシア文字のθのように棒のまわりにリングをもち,そこから渦巻が始まっているものがある。形態分類記号では SB型銀河という。渦巻の強いほうから弱いほうへ SBa,SBb,SBcと分類する。棒の部分と渦巻腕の部分とでは色などが異なり,含まれる星の種類に差がある。数のうえからは,普通の渦状銀河とほぼ同数あり,珍しい銀河ではない。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by