ハッブル分類(読み)はっぶるぶんるい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ハッブル分類」の意味・わかりやすい解説

ハッブル分類
はっぶるぶんるい

アメリカの天文学者ハッブルにより、1920年代から1930年代にかけてつくられた銀河形態分類。銀河を見かけの形状により、楕円銀河(だえんぎんが)(記号はE)、レンズ状銀河(記号はS0)、渦巻銀河渦状銀河(かじょうぎんが)、記号はS)、棒渦巻銀河棒渦状銀河、記号はSB)、およびこれらのどれにも当てはまらない不規則銀河(記号はIrr)に分類した。ハッブルは楕円銀河からレンズ状銀河を経て、渦巻銀河または棒渦巻銀河に至るような銀河の進化を想定し、楕円銀河を早期型、渦巻銀河、棒渦巻銀河を晩期型とよんだ。現在は形態による進化系列は否定されているが、早期型と晩期型という呼び名は残っている。ハッブル分類は、その後も改訂され、さまざまな分類が提案されている。

[編集部 2022年12月12日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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