棕櫚草(読み)シュロソウ

デジタル大辞泉 「棕櫚草」の意味・読み・例文・類語

しゅろ‐そう〔‐サウ〕【××櫚草】

シュロソウ科の多年草山地林下に生え、高さ約60センチ。葉は細長い。下部には古い葉が棕櫚の毛のように残る。夏、黒紫色の花を多数つける。根茎は有毒。

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精選版 日本国語大辞典 「棕櫚草」の意味・読み・例文・類語

しゅろ‐そう‥サウ【棕櫚草】

  1. 〘 名詞 〙 ユリ科の多年草。北海道・本州・四国・九州の林野に生える。高さ約六〇センチメートル。葉は長楕円形または披針形平行脈があり長さ二〇~三〇センチメートル。夏、六花被をもつ小さな黒紫色の花をまばらな円錐花序につける。果実は長さ約一センチメートルの楕円形で縦に三裂する。根茎には猛毒があり農業用の殺虫薬に用いる。茎と根に棕櫚毛に似た古い葉鞘(ようしょう)繊維を生じることからこの名がある。漢名、藜蘆。〔物類品隲(1763)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「棕櫚草」の解説

棕櫚草 (シュロソウ)

学名Veratrum maackii var.reymondianum
植物。ユリ科の多年草,薬用植物

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