コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

棗玉 なつめだま

4件 の用語解説(棗玉の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

棗玉
なつめだま

扁球形を呈する玉。なつめの実に似ているところから名づけられた。縄文時代の玉にも棗玉に近い形のものがあるが,多く用いられたのは古墳時代からである。材質には硬玉,滑石,水晶,琥珀,ガラスなどがある。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

なつめ‐だま【×棗玉】

古墳時代に装身具として用いた玉。切り子玉の稜角(りょうかく)を取り去ったナツメの実の形をしたもの。琥珀(こはく)製のものが多い。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

大辞林 第三版の解説

なつめだま【棗玉】

古墳時代に用いられた装飾用の玉。琥珀こはく・硬玉・ガラス・水晶などで作られ、ナツメの実に似た形をしている。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

棗玉
なつめだま

古墳時代の玉の一つ。丸玉の両端を引っ張って伸ばした形、すなわち切子玉(きりこだま)の稜(りょう)をとった形をしている。棗の実に似ているのでこの名がある。古墳時代前期に硬玉(こうぎょく)製のものが出現し、ついで碧玉(へきぎょく)製、滑石(かっせき)製、ガラス製、琥珀(こはく)製、水晶製のものが現れた。琥珀製のものは後期の関東地方に多くみられる。長さ1センチメートル程度の小さいものが多いが、琥珀製のものは大きめである。羽状文などを表面に刻むのが本来の形であったらしい。和歌山県大谷(おおたに)古墳出土のガラス製棗玉は薄緑色の有文で、硬玉製のものをまねたと思われる。
 普通は一古墳から数個程度しか出土しないが、滑石製、琥珀製のものは多数出土する傾向がある。勾玉(まがたま)、管玉(くだたま)などと連ねて首飾りや腕飾りとした。[望月幹夫]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の棗玉の言及

【玉】より

…これらの玉には,緒を通してつなぐために,貫通した孔があり,それぞれの形と孔の位置とによって,種々の名称がついている。日本でふつうに用いる玉の名称をあげると,勾玉(まがたま),管玉(くだたま),丸玉,棗玉(なつめだま),平玉(ひらだま),算盤玉(そろばんだま),切子玉(きりこだま)などがおもなものである。勾玉は湾曲した体のふくらんだ一端に偏して孔をあけたもの,管玉は細長い管状のもの,丸玉は球状のもの,棗玉は丸玉をやや長くした形のもの,平玉は扁球形で平らな面に平行に孔をあけたもの,算盤玉は二つの截頭円錐体を底面で接合した形のもの,切子玉は二つの截頭角錐体を底面で接合した形のものである。…

※「棗玉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

棗玉の関連キーワードクワイ(慈姑)薄茶器唐棗酢橘夏目浜棗核太棗棗形手水鉢飛廉

今日のキーワード

アレルギー

語源はギリシャ語。「変わった(変えられた)働き」です。関係しているのは、人間の免疫システム。免疫は本来、人の体を守る仕組みですが、ときに過剰反応し、不快な症状を引き起こすことがあります。それがアレルギ...

続きを読む

コトバンク for iPhone