森八幡宮(読み)もりはちまんぐう

日本歴史地名大系 「森八幡宮」の解説

森八幡宮
もりはちまんぐう

[現在地名]加茂町森

灯明寺とうみようじ山の南東麓の森集落に鎮座祭神誉田別ほんだわけ尊・気長足姫おきながたらしひめ命・高良玉垂こうらたまだれ命。旧村社。法人名は八幡宮。社伝によれば、天平一三年(七四一)聖武天皇が恭仁くに京に遷幸の時、手向けした地に宇佐うさ(現大分県宇佐市)から八幡神を勧請したのが当社であるという。また仁寿年間(八五一―八五四)文徳天皇の勅によって当社に刀禰五〇余名を置き、そのなかの長老者をもって祭主としたという。境内に「松童之本地 于時正中二丙寅四月十八日 勧十方檀那奉造之 願主仏子阿」と銘のある線彫の不動明王立像と、「武内之本地」とある線彫の毘沙門天立像があり、当尾磨崖仏のうちで府指定文化財。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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