森岳駅場(読み)もりおかえきば

日本歴史地名大系 「森岳駅場」の解説

森岳駅場
もりおかえきば

[現在地名]山本町森岳

羽州街道の宿駅。森岳駅の北、金光寺きんこうじ村で羽州街道から大間越おおまごし街道が分れる。

梅津政景日記」元和三年(一六一七)六月二〇日条に「野城よりかど(鹿渡)参候、森岡之間にて」とあり、同七年四月六日条に「式部殿へ為御届比内へ参候、森岡に壱宿、福彦太同心申候」とある。天和元年(一六八一)の御領内道程(羽陰史略)に、「鹿渡札場より森岡札場迄二里二十八丁三十間 森岡札場より檜山札場迄二里廿六丁四十間 森岳札場より能代札場まて四里八丁四十五間」とある。

森岳村と支郷根岸ねぎし村が定詰夫伝馬の用を勤め、一月のうち森岳村が上二〇日、根岸村が下一〇日であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android