森川源三郎(読み)モリカワ ゲンザブロウ

20世紀日本人名事典 「森川源三郎」の解説

森川 源三郎
モリカワ ゲンザブロウ

明治・大正期の農事改良家 秋田県農会会長。



生年
弘化2年2月15日(1845年)

没年
大正15(1926)年6月7日

出生地
出羽河辺郡新屋村(秋田県秋田市)

経歴
秋田藩取立士族の長男に生まれる。維新後、農業従事。明治11年秋田県勧業掛となり農事改良に尽力。27年大日本農会幹事長・前田正名の依頼をうけ、石川理紀之助らと農事奨励のため九州を巡回、農民指導にあたる。帰国後は河辺郡農会長、秋田県農会長を務めた。晩年は河辺郡上北手村(現・秋田市)に山荘をかまえ、植林に打ち込んだ。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「森川源三郎」の解説

森川源三郎 もりかわ-げんざぶろう

1845-1926 明治-大正時代の農業指導者。
弘化(こうか)2年2月15日生まれ。出羽(でわ)河辺郡(秋田県)新屋村の人。戸長,県勧業掛をつとめ,農事改良に尽力。石川理紀之助(りきのすけ)と農会の組織づくりをすすめ,明治32年県農会会長となる。晩年は上北手の山地に庵をむすび,杉の植林をつづけた。大正15年6月7日死去。82歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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