森田初太郎(読み)モリタ ハツタロウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「森田初太郎」の解説

森田 初太郎
モリタ ハツタロウ


職業
能楽囃子方(森田笛方)

専門

肩書
森田流笛宗家(9代目)

別名
別称=森田 初太郎光俊(モリタ ハツタロウミツトシ),法名=日玄

生年月日
天保4年

経歴
弘化元年(1844)森田家を相続。9代目森田庄兵衛に師事。13歳で笛方の名手と呼ばれる。明治維新の際、埋もれかけたが、岩倉具視らの庇護を受け、能楽復興に力を尽くした。

没年月日
明治39年 9月23日 (1906年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「森田初太郎」の解説

森田初太郎 もりた-はつたろう

1833-1906 江戸後期-明治時代の能楽師笛方。
天保(てんぽう)4年生まれ。笛方森田流の家元9代。8代長蔵の弟の子。紀伊(きい)和歌山藩のお抱えだったが,維新後は困窮。小金で門人に森田姓の名のりをゆるし,派内を混乱させた。最後の宗家で,流儀の代表は分家2代森田操がついだ。明治39年9月23日死去。74歳。名は光俊。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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