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椀掛け わんがけ panning

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世界大百科事典 第2版の解説

わんがけ【椀掛け panning】

砂金や砂スズなど砂礫(されき)の中に含まれる鉱物を,椀と呼ばれる皿状の道具を用いて水流で洗い出し,より分ける技術。古くから行われてきたが,今なお,この方法で小規模な採取活動を行っているところがある。大きな岩塊を砕いたものの中から金粒などを選び出すのにも用いられた。日本では,木製で直径20cm程度の椀が多く,金粒が見やすいように黒漆を塗ったものなども使われたが,ざる(笊)を使った例もある。アメリカオーストラリアなどでは,金属製のより大型の椀が用いられている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

椀掛け
わんかけ

人手による比重選別法の一種。浅い椀状の容器に砂鉱(砂状の鉱石)、または粉砕した鉱石を入れ、水を加えて手で水平に円形状に揺り動かし、低比重の鉱物を水とともに椀の縁から流出させ、高比重の鉱物を椀の底に濃集させて選別分離する。椀は、木製または金属製で、大きさは直径10~数十センチメートルで、大きなものは、砂金、砂錫(さすず)などの実際の選別に、発展途上国でいまでも使用されている。手軽な選別法であるので、小型のものは、鉱床探査過程における鉱石の品位測定、あるいは浮選操業における選別状態の判定に利用される。[麻生欣次郎]

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世界大百科事典内の椀掛けの言及

【金】より

…大部分は岩石の風化によって砂金として川砂中に存在する。日本でも椀掛けといって,木製または金属製の揺り鉢に入れ,水を加えて揺り動かして砂や粘土と選別する方法が古来使われてきた。しかし現在は砂金の産出量はきわめて少量で採算がとれなくなっている。…

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