精選版 日本国語大辞典 「椒壁」の意味・読み・例文・類語 しょう‐へきセウ‥【椒壁】 〘 名詞 〙 山椒(さんしょう)の実を塗りこめたかべ。昔、中国で皇后の御座所などに用いた。転じて、高貴な婦人の居室をいう。山椒を用いるのは湿気を防ぎ悪気を去るためといい、また、その実のように子孫が繁昌するようにとの意をこめたともいう。[初出の実例]「一面の白虎節堂、玉欄椒壁、金碧映射す」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)三)[その他の文献]〔梁元帝‐県名詩〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例