楠本憲吉(読み)クスモト ケンキチ

20世紀日本人名事典 「楠本憲吉」の解説

楠本 憲吉
クスモト ケンキチ

昭和期の俳人 「野の会」主宰



生年
大正11(1922)年12月19日

没年
昭和63(1988)年12月17日

出生地
大阪府大阪市船場

学歴〔年〕
慶応義塾大学法学部政治学科〔昭和24年〕卒,慶応義塾大学文学部仏文科卒,国学院大学大学院文学研究科日本文学専攻〔昭和39年〕博士課程修了

学位〔年〕
文学博士

経歴
料亭「灘万」の長男。入隊中、上官の俳人・伊丹三樹彦のすすめで俳句の道へ。終戦後、日野草城のもとで「まるめろ」創刊。昭和37年頃から、ラジオ・テレビにも出演。44年「野の会」創刊、主宰。読売新聞時事川柳選者、日本近代文学館常任理事などを務めた。著書は句集「陰花植物」「弧客」「自選自解 楠本憲吉句集」、現代川柳集「耳ぶくろ」のほかに「近代俳句の成立」「置酒歓語」「たべもの草紙」「石田波郷」など多数。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「楠本憲吉」の解説

楠本憲吉 くすもと-けんきち

1922-1988 昭和時代の俳人。
大正11年12月19日生まれ。大阪北浜の料亭「灘万」の長男。日野草城主宰の「青玄」に所属し,昭和44年「野の会」を創刊・主宰するなど,前衛作家のひとりとして活躍評論,エッセイでも知られた。昭和63年12月17日死去。65歳。慶大卒。句集に「隠花植物」「孤客」など。
格言など】失いしことば失いしまま師走(辞世)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「楠本憲吉」の解説

楠本 憲吉 (くすもと けんきち)

生年月日:1922年12月19日
昭和時代の俳人。「野の会」主宰;日本近代文学館常任理事
1988年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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