槐花(読み)かいか

精選版 日本国語大辞典 「槐花」の意味・読み・例文・類語

かい‐かクヮイクヮ【槐花】

  1. 〘 名詞 〙 マメ科の落葉高木エンジュの花。乾燥したものを止血薬とする。また、蕾(つぼみ)から黄白色の画料を製する。
    1. [初出の実例]「槐花雨潤ふ新秋の地、桐葉風涼し夜になんなむとする天〈白居易〉」(出典:和漢朗詠集(1018頃)上)
    2. [その他の文献]〔戴叔倫‐送車参軍江陵詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「槐花」の読み・字形・画数・意味

【槐花】かいか(くわいくわ)

槐樹の花。唐・戴叔倫〔車参軍を江陵に送る〕詩 槐ち盡して、柳陰し 索(せうさく)たる涼天楚客

字通「槐」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「槐花」の意味・わかりやすい解説

槐花
かいか

エンジュ

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android