コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

樋の酒 ヒノサケ

2件 の用語解説(樋の酒の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

ひのさけ【樋の酒】

狂言。主人が太郎冠者には米蔵、次郎冠者には酒蔵を離れないで番をするように言って出かけるが、二人は蔵と蔵との間に樋を掛け渡して酒を流し、酒宴を始める。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

樋の酒
ひのさけ

狂言の曲名。太郎冠者(かじゃ)狂言。和泉(いずみ)流現行曲、大蔵(おおくら)流でも上演することがある。主人は、太郎冠者(シテ)に米蔵を、次郎冠者には酒蔵を預け、それぞれ持ち場を離れず留守番をするように命じて出かける。太郎冠者がふと窓から酒蔵をのぞくと、次郎冠者が盗み酒をしている。太郎冠者も相伴にあずかりたいが米蔵をあけるわけにはいかず、思案のすえ、竹の樋(とい)を窓越しに渡して酒蔵から米蔵へ酒をつぐ。いい気分になった2人はいちいち樋の酒はめんどうと、酒蔵へ合流。酒宴最高潮に主人が帰宅し、2人をみつけて追い込む。米蔵を橋掛り一ノ松、酒蔵を本舞台に設定し、その間を長い樋でつなぐという、能舞台空間の特殊性を生かした演出がすばらしい。[油谷光雄]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

樋の酒の関連キーワード太郎冠者棒縛狐塚空腕太刀奪簸屑文荷察化

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

樋の酒の関連情報