標置(読み)ヒョウチ

デジタル大辞泉 「標置」の意味・読み・例文・類語

ひょう‐ち〔ヘウ‐〕【標置】

[名](スル)目印となるように高くかかげること。転じて、気位を高くもつこと。
「如何に高く自ら―するとも」〈漱石吾輩は猫である

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精選版 日本国語大辞典 「標置」の意味・読み・例文・類語

ひょう‐ちヘウ‥【標置】

  1. 〘 名詞 〙 目じるしとなるように置くこと。転じて、気位を高くもつこと。
    1. [初出の実例]「流俗以外に超然として高く標置(ヘウチ)する文学者いかで俗社会の道徳に律せらるる事あるべき」(出典:文学者となる法(1894)〈内田魯庵〉四)
    2. [その他の文献]〔晉書‐劉惔等伝論〕

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普及版 字通 「標置」の読み・字形・画数・意味

【標置】ひよう(へう)ち

気位が高い。〔晋書、劉伝〕桓嘗(かつ)て(たん)に問ふ、~曰く、第一(流)は復た誰(たれ)ぞと。曰く、故(もと)より我が輩に在りと。其の高く自ら標置すること此(かく)の如し。

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