日本歴史地名大系 「権現山遺跡」の解説
権現山遺跡
ごんげんやまいせき
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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群馬県伊勢崎(いせさき)市豊城(とよしろ)町権現山に存在した旧石器時代遺跡であるが、現在は消滅してしまった。発見者の相沢忠洋(あいざわただひろ)によれば、ローム層中に2枚の文化層があり、下層の権現山Ⅰは下部ローム上位、上層の権現山Ⅱは中部ロームの上位に比定されるという。スイスのアントロポス研究所の神父マリンガーはこの資料に注目し、詳しい研究をヨーロッパの学界に発表した。マリンガーによれば、権現山Ⅰ文化は西洋ナシ形ハンドアックス(握斧(あくふ))やルバロワ型剥片(はくへん)を有しており、東南アジアの前期旧石器文化の伝統を引くものであるという。出土したローム層の年代からみれば、おそらく5万~6万年前までさかのぼると考えてよいであろう。
[芹沢長介]
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