権門駕籠(読み)ケンモンカゴ

精選版 日本国語大辞典 「権門駕籠」の意味・読み・例文・類語

けんもん‐かご【権門駕籠】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代、諸侯の家臣が主人の用で他家へ行く時に主人に借りた駕籠。また、幕府への献上物もこれに乗せたという。日おおいは紺の布で、骨は黒塗り、引戸と腰通りも黒塗りのもの。
    1. 権門駕籠〈守貞漫稿〉
      権門駕籠〈守貞漫稿〉
    2. [初出の実例]「籃輿〈略〉日おひ紺の布、骨黒ぬり、引戸と腰通り黒ぬり、世にこれを権門駕籠(ケンモンカゴ)と言ふ」(出典洒落本当世風俗通(1773)極上之息子風)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む