日本歴史地名大系 「横手駅場」の解説
横手駅場
よこてえきば
横手城下町は、南北に貫通する羽州街道の駅場であった。佐竹氏の入部後慶長一〇年(一六〇五)に、領内に対し黒印御定書の中で伝馬勤仕を規定し、同一四年には伝馬青印のある手形を提示した場合にのみ伝馬・歩夫を出すことを命じているから、その頃成立したと考えられる。馬の継立先は、南の
横手の伝馬所は、
とあり、また同文書に、
とあって、夫伝馬は、初め大町三丁・四日町三丁のいわゆる外町六丁で負担し一千二二六石余の助成米が与えられたものと思われる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報