ロジンセッケン(rosin soap)ともいう.主としてアビエチン酸ナトリウムを主成分とするもので,油脂のかわりにロジン(固形樹脂)を用いて,これを水酸化ナトリウムまたは炭酸ナトリウム水溶液とともに煮沸し,けん化してつくる.樹脂セッケンは洗濯せっけんなどに混入されるが,多くは製紙のときの表面処理剤として用いられる.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
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