橋台(読み)キョウダイ

精選版 日本国語大辞典 「橋台」の意味・読み・例文・類語

はし‐だい【橋台】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 橋の両端にあって、橋を支える台状のもの。きょうだい。
    1. [初出の実例]「駒とめて佐保山の城打ながめ〈雪柴〉 朝日にさはぐはし台の波〈松意〉」(出典:俳諧・談林十百韻(1675)下)
  3. 橋のそば橋際。橋もと。
    1. [初出の実例]「こっちらの橋台(ハシダイ)の酒ゃア算盤酒やといって名代でございやす」(出典洒落本・客衆一華表(1789‐1801頃)丹波屋之套)

きょう‐だいケウ‥【橋台】

  1. 〘 名詞 〙 橋の下部構造で、橋の両端に設けられた台状のもの。橋桁(はしげた)などの上部構造の端部を支持し、橋の荷重地盤に伝える。T型橋台、U型橋台など。〔工学字彙(1886)〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「橋台」の意味・わかりやすい解説

橋台
きょうだい

橋脚」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の橋台の言及

【橋】より


【橋の構成】
 橋の構造は,いわゆる橋桁と総称される上部構造と,これを支えて地盤に力を伝える下部構造とに大別される(図1-a)。下部構造のうち地上にある軀体(くたい)は,さらに橋台と橋脚に分けられる。橋台は橋の両端にあって岸に接しているコンクリート構造物で,橋桁からの力のほか,岸からの土圧を受ける働きをする。…

※「橋台」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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