橋林寺(読み)きようりんじ

日本歴史地名大系 「橋林寺」の解説

橋林寺
きようりんじ

[現在地名]前橋市住吉町一丁目

むかい町の北東端にあり、青松山高竹院と号し、曹洞宗、本尊釈迦牟尼仏。宝暦一一年(一七六一)の由緒書上(「郡村誌」遺漏)によれば、文明七年(一四七五)厩橋城主長尾左衛門尉景信により城内金井かない曲輪に創建され、同九年玉岑慶玖が開山となったという。「直泰夜話」には「長尾謙信在城の節は三の郭は城下にて沼田往来の街道也、謙信矢倉にて雪中の景色を見けるとき、沼田の迦葉山に通る禅僧の問答しけるに其才智に帰依し、城門の橋際に寺を建て其僧を留む、依て橋林寺といふ」と記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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