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迦葉山 かしょうざん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

迦葉山
かしょうざん

群馬県北東部,沼田市の北西部にある山。標高 1322m。新第三紀礫岩および砂岩からなり,著しく浸食が進み,奇形を呈している。中腹にある龍華院弥勒寺は,曹洞宗の霊場で信徒が多く,天狗信仰と「ぶっぽうそう」と聞こえる声で鳴くコノハズクで有名。参道には巨大なスギの並木が続く。胎内くぐり巨岩を経て山頂に立つと,南西に三峰山,北東に武尊連峰(→武尊山),南方に赤城山を眺望できる。

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百科事典マイペディアの解説

迦葉山【かしょうざん】

群馬県沼田市北部,武尊山(ほたかやま)の南西にある山。標高1322m。第三紀の礫(れき)岩と砂岩からなり,浸食が著しく胎内潜岩などの奇形を呈する。山腹にある竜華院弥勒(みろく)寺は曹洞宗の名寺で,天狗(てんぐ)信仰と仏法僧(コノハズク)の声で有名。
→関連項目沼田[市]

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世界大百科事典 第2版の解説

かしょうざん【迦葉山】

群馬県北部,沼田市北部にある山。標高1322m。第三紀中新統のレキ岩,砂岩からなり,浸食が激しく奇岩,怪石が多い。中腹900mに迦葉山竜華院弥勒寺がある。創建は不詳で,はじめは天台宗であったが,天巽(てんそん)慶順禅師により曹洞宗に改宗,1456年(康正2)伽藍が建立された。天巽に随伴したという神童の神通力を象徴して天狗信仰が盛んで,顔の長さ5.5m,鼻の高さ2.7mの大天狗面がある。関東三天狗(ほかに高尾山,古峰原(こぶがはら))の一つであり,養蚕商売繁盛霊験があるとして年間数十万の講組織の参詣者がある。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔群馬県〕迦葉山(かしょうざん)


群馬県北部、沼田(ぬまた)市北部にある第三紀層の山。標高1322m。浸食によって、各所に奇勝がみられる。中腹にある曹洞(そうとう)宗の竜華院弥勒(りゅうげいんみろく)寺は天狗(てんぐ)信仰で有名。商売繁盛などを祈願する参拝客が多い。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

迦葉山
かしょうざん

群馬県沼田(ぬまた)市の北西部にある山。標高1322メートル。第三紀中新統の礫岩(れきがん)および砂岩で形成され、侵食が進んで胎内潜(たいないくぐり)岩などがある。その南側の標高900メートルに、曹洞(そうとう)宗の名刹(めいさつ)迦葉山龍華院(りゅうげいん)弥勒寺(みろくじ)があって、通常この弥勒寺をさして迦葉山という。もと天台宗であったが、15世紀に改宗。天狗(てんぐ)信仰で知られ、養蚕、豊作、商売繁盛を願って近隣から講(こう)組織の参詣(さんけい)者が多い。沼田駅からバス40分、下車後徒歩45分。[村木定雄]

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