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機械組織 キカイソシキ

大辞林 第三版の解説

きかいそしき【機械組織】

植物体を強固にし、これを支持する組織。厚膜組織・厚角組織、木部や師部しぶにある繊維組織など。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

機械組織
きかいそしき

植物体の構造を強化し、外部から加えられる各種の機械的な力に抵抗するのに役だつ、いわば骨格の役を果たす組織。厚角組織、厚壁柔組織、厚壁組織など細胞壁が部分的にまたは全体が肥厚した組織からなる。また一部の維管束要素、とくに道管、仮道管木部繊維などは、肥厚した細胞壁がリグニンを含み木化して堅く、水液の通道のほかに機械組織の役も果たしている。機械組織は能率よく植物体支持の役を果たすために、体内で合理的に配置されている。たとえば多くの草本植物の茎では厚角組織や厚壁柔組織などの機械組織が周辺部に環状に存在するが、これは折れ曲がる力に抵抗するのに有効な配置である。根では維管束組織が中心部に集中しており、これが機械組織となって引っ張る力に抵抗すると考えられる。また平行脈をもつある種の単子葉植物の葉では、葉脈に沿って厚壁組織がある。これは風などによって葉が裂けてもちぎれにくい構造と考えられる。[相馬研吾]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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