機用(読み)きよう

精選版 日本国語大辞典 「機用」の意味・読み・例文・類語

き‐よう【機用】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 機械のはたらき。機械、器具、設備など、物質文化の効用。
    1. [初出の実例]「ヱレキテルといへる奇器を手に入れ帰府(きふ)し、其機用の事をも漸く工夫して、遍く人を驚せり」(出典:蘭東事始(1815)上)
  3. 仏語禅宗で、師家(しけ)が相手を誘導啓発する教化のはたらきをさし、言語の及ばない玄奥証悟をさとらせること。
    1. [初出の実例]「我も金華に羊を牧て、仙道を学ばうと思たぞ。去ほどに仙人の機用が有るぞ」(出典:山谷詩集鈔(1647)一〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む