機能性オリゴ糖(読み)きのうせいオリゴとう

百科事典マイペディアの解説

機能性オリゴ糖【きのうせいオリゴとう】

腸内のビフィズス菌を増やし,腸の調子を整え,その状態を保つ目的で,シロップやテーブルシュガー,飲料水や菓子などに用いられる甘味料。フラクトオリゴ糖,ダイズオリゴ糖,乳果オリゴ糖,ガラクトオリゴ糖,イソマルトオリゴ糖などがある。 オリゴ糖は砂糖にかわる甘味として注目を浴びているが,大量に採ると肥満,虫歯,下痢などを促すこともある。機能性オリゴ糖はこれらの問題点を改良したもので,ほとんどの場合,消化吸収されずに大腸まで運ばれて,ビフィズス菌の栄養源になる。また,腸内細菌の発酵によって分解され,乳酸,プリピオン酸,酢酸を生成した後,吸収されてエネルギー源となる。腸内のビフィズス菌は老化につれ減少するが,ビフィズス菌が減少すると,腸内の有害物質が増加し,癌(がん)や高血圧をもたらす。こうしたことから,特定保健用食品健康食品の素材として注目され,オリゴ糖入りをアピールした飲料水や菓子が人気となっている。前者の場合,オリゴ糖入り食品には,〈おなかの調子を整える〉という意味の表示が認められている。→機能性食品

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