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腸内細菌 ちょうないさいきんenteric bacteria

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

腸内細菌
ちょうないさいきん
enteric bacteria

腸内に生息し,あるいは腸管内で増殖する常在細菌をさす。細菌学的には,腸内細菌 (エンテロバクテリア) 科に属する細菌の総称である。共通する一般性状は次のとおり。 (1) 芽胞をつくらないグラム陰性の桿菌,(2) 通性嫌気性,(3) 普通の人工培地でよく発育,(4) 硝酸塩亜硝酸塩に還元,(5) ブドウ糖をすみやかに分解して酸とガス,または酸のみを発生,(6) 運動性のないものもあるが,あるものは周毛による。エシェリキア,エドワルドジェラ,シトロバクター,サルモネラ,シゲラ,クレブシェラ,エンテロバクター,ハフニア,セラチアプロテウス,エルシニアエルウィニアなど 20属に分けられている。

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百科事典マイペディアの解説

腸内細菌【ちょうないさいきん】

ヒトや動物の腸内に生息する細菌の総称。ブドウ糖を分解して酸,または酸とガスを生成したり,ビタミン類の合成,ホルモン合成の手助け免疫反応の関与などのほか,抗菌性物質をつくって感染を防ぐ働きをする。
→関連項目機能性オリゴ糖

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栄養・生化学辞典の解説

腸内細菌

 腸内に生息する細菌.嫌気性細菌が多い.

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世界大百科事典 第2版の解説

ちょうないさいきん【腸内細菌 enterobacteria】

ヒトを含めた動物の腸内に常在する一群の細菌の総称。腸内の細菌の分布状態を腸内細菌叢と呼ぶ。腸内細菌は,細菌学成立期からヒトや家畜の病気との関連で多くの研究がなされ,それらの研究によって発見された通性嫌気性細菌は腸内細菌科Enterobacteriaceaeとして分類された。この腸内細菌科には,大腸菌属,サルモネラ属プロテウス属,シゲラ属などが含まれており,病原性を示すものが存在している。しかし通常,これらの腸内細菌科の細菌は,腸内細菌叢のごく一部を占めているにすぎない。

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大辞林 第三版の解説

ちょうないさいきん【腸内細菌】

腸管内に常時存在する細菌。腸球菌・連鎖球菌・大腸菌など100種を超える。多くは非病原性で、消化の補助、ある種のビタミンの合成、外来菌に対する防御などの役割をしているが、ごく一部は障害の原因になることもある。

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