正規化(読み)セイキカ

デジタル大辞泉 「正規化」の意味・読み・例文・類語

せいき‐か〔‐クワ〕【正規化】

[名](スル)一定規則に従い、データを変形し利用しやすくすること。リレーショナルデータベース設計でよく用いられる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ASCII.jpデジタル用語辞典 「正規化」の解説

正規化

リレーショナルデータベースで、表の関連性を失わないように項目を整理して表を分離すること。正規化することで、データの更新削除が容易に行えるようになり、データを効率的に管理できるようになる。正規化には第一正規化から第五正規化までの5段階の手順があるが、一般的には第三正規化まで行われる。第一正規化は、繰り返し項目を分離して独立した行にすること。第二正規化は、主キーが決まればひととおり決まる項目を取り出し、表を分離すること。第三正規化は、主キー以外の項目間に従属関係があれば、それらを取り出して表を分離すること。

正規化 (データベース)

データベースで、重複するデータを探し出して統合すること。正規化することで、データの更新や削除が容易に行えるようになり、データを効率的に管理できるようになる。正規化には第一正規化から第五正規化までの5段階の手順があり、一般的には第三正規化まで行われる。第一正規化では、繰り返し項目を分離して独立した行にする。第二正規化では、主キーによって決まる関連項目を取り出し、表を分離する。第三正規化では、主キー以外の項目間に従属関係があれば、それらを取り出して表を分離する。

正規化 (浮動小数点)

浮動小数点数において、小数点位置を調節し、その後の計算で発生する誤差を減らすこと。浮動小数点の指数部と仮数部を調節して、できるだけ仮数部の上位桁に0が入らないようにして、誤差を少なくする。たとえば、ある計算の結果が0.00545×10の8乗だった場合、この正規化とは、仮数部を0.1~1の範囲に収めるために0.545×10の6乗に変更することをいう。

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