武略(読み)ブリャク

精選版 日本国語大辞典 「武略」の意味・読み・例文・類語

ぶ‐りゃく【武略】

  1. 〘 名詞 〙
  2. いくさのはかりごと。武術策略戦略。また、武芸武勇
    1. [初出の実例]「摸陽而立文道、写陰而樹武略」(出典経国集(827)二〇・大日奉首名対策文・策問)
    2. [その他の文献]〔漢書‐叙伝〕
  3. はかりごと。策略。
    1. [初出の実例]「狐〈略〉いと睦まじげに語ければ、庭鳥狐のぶりゃくをさとって」(出典:仮名草子・伊曾保物語(1639頃)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「武略」の読み・字形・画数・意味

【武略】ぶりやく

軍事の謀。〔後漢書、班超伝論〕時らかなれば則ち用ひられ、武略の士、其の力能を奮ふ無し。

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