


(歩)の略形。戈(ほこ)を執って前進することを歩武という。〔説文〕十二下に〔左伝、宣十二年〕「楚の
王曰く、夫(そ)れ武は功を定め、兵を
(をさ)む。故に止戈を武と爲す」の文を引いて、武を止戈の義とするが、歩武の堂々たることをいう字である。〔詩、大雅、生民〕「
の武(あしあと)の
(おやゆび)を履(ふ)みて
(う)く」の〔毛伝〕に「武は迹なり」とあり、〔国語、周語下〕に「
武尺寸の
」という語がある。また〔礼記、曲礼上〕に「堂上には武を接し、堂下には武を布(し)く」のように、その歩きかたをいう。武徳を称する語として古くから文武を対称し、殷・周の王に文・武を称するものがある。列国期の〔
羌鐘(ひゆうきようしよう)〕に「武
咸(ことごと)く剌(れつ)(烈)なり」の語がみえる。
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「宋書」倭国伝に記される倭の五王の1人。5世紀後半頃の王。済(せい)の子,また興(こう)の弟。興の死後に王となった。478年中国南朝に遣使して上表し,みずからの国土平定の事績をのべるとともに,高句麗の非道を訴え,それに対抗する決意を示した。宋の順帝はこれに対し,安東大将軍の号を与えた。宋の滅亡後も南朝の斉・梁に遣使し,鎮東大将軍(479年),征東大将軍(502年)の号を与えられた。雄略天皇の名の幼武(わかたける)の「タケル」を漢訳したとする説が有力。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報
「倭の五王」のページをご覧ください。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…倭の五王と中国南朝との交渉は,421年,倭讃が宋に使者を派遣したことから始まった。宋の武帝は倭讃の朝貢を喜び,これを任官した。任官内容は不明であるが,のちの例から見ると,倭讃はこのとき,安東将軍・倭国王という官爵号を授けられたものと思う。…
※「武」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...