策問(読み)さくもん

精選版 日本国語大辞典 「策問」の意味・読み・例文・類語

さく‐もん【策問】

〘名〙
① 古く、中国で、官吏登用試験の際に、問題を出して、経義政治についての試問をすること。また、その試問の文章。日本でも平安時代以降行なわれた。策試対策
制度通(1724)六「漢の時、策士の法は、上みより策問をいだして」 〔後漢書‐和帝紀〕
文書で方法や手段をたずねること。

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デジタル大辞泉 「策問」の意味・読み・例文・類語

さく‐もん【策問】

昔、中国の官吏登用試験で、策(問題)を与えて経義や政治に関する意見を試問すること。またその試問の文章。策試。

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普及版 字通 「策問」の読み・字形・画数・意味

【策問】さくもん

策試。〔後漢書、和帝紀〕陰陽和せず、水旱度に(たが)ふ。~忠良の士を得て、以て(およ)ばざるを輔けしめんことを思ふ。~乃ち親しく臨みて策問し、び補す。

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